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web探訪 みゅーじあむ巡礼日記

ウェブ上にある様々なミュージアムのサイトを、ブラリ探訪します。

一日中、科学と遊びたい

Posted by 慕辺魅庵(ぼへみあん) on   0 comments   0 trackback

また日本からノーベル賞の受賞者が決定したね。今回は、iPS細胞の研究でノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった、京都大学の山中伸弥教授。これで日本から出た受賞者は19人目じゃが、そのうち16人は自然科学系だから、この分野のわが国の研究者は大したもんじゃな。わしもなんだか誇らしいよ。
え、科学オンチのくせに便乗するなって? そうなんじゃ。わしもキミと同じくらい科学にゃ疎いんじゃが、しかしそんな唐変木も楽しく科学を学べるサイトがあるぞ。その名は『JSTバーチャル科学館』。まあ悪いことは言わんから、わしと一緒にここで一日、科学と遊ぼうじゃないの。さ、ジタバタせずに来るんじゃ。ほい、クリック!
http://jvsc.jst.go.jp/

ほう、ここはトップページがずいぶんスッキリとデザインされていて、素人にもメニューを選び易いのがいいね。特に「プレミアム」「ポピュラー」「キッズ」と、読者のレベルに合わせて3段階に区分してあるので、わしらも安心して中から見たいコンテンツを選べるというわけ。こんな心遣いは大歓迎じゃね。

たとえば「プレミアム」では「生物と時間」や「マインド・ラボ」といった、ちと小難しそうな項目が並ぶのに比べ、「ポピュラー」では「昆虫の不思議な世界」や「恐竜たちの地球」など、わりと取っ付き易そうな項目が多いな。これが「キッズ」になると、「おもしろ びっくり からだ じっけん」や「まさつ」など、子供たちが興味を持ちそうな身近なテーマばかりじゃ。しかも、メニュー画面にはどれも写真やイラストに解説まで付いているので、面白そうで目移りして困るね。

ではまず見栄を張らずに、「ポピュラー」の中から「SN World」でも覗いてみるか。言っとくがこの「SN」とは磁極のことで、「SM」じゃあないんだよ。つまり「磁石の世界」ってこと。
スタートボタンを押すと、おお、イラスト動画でパソコンを使用中の兄ちゃんが出て来たぞ。この絵の中に「磁石の基本」や「磁石と電気」など、5つのメニューが隠されておるんじゃな。で、兄ちゃんの肩の部分をクリックすると、「磁石と人体」というページが開くわけか。なるほどこいつは面白い。なんたって、パソコンすると肩が凝るもんな。

開いたページにはさらに「磁石は効くの?」や「体内の磁石」といった、人体と磁石に関する4つのテーマのボタンがあるので、わしは迷わず「磁石で治療」をクリックじゃ。これはぜひ知りたいところだよな。
で、次のページからは磁石を使った膝の軟骨治療の方法が、イラスト付きで解説されておる。しかし、これはすごいな。欠損した膝の軟骨部分に、マグネットビーズ入りの軟骨細胞を注射し、患部に外から強力磁石を当てて、注入した細胞を固定させるんじゃと。とんでもないことを考えたもんじゃが、これだと切開手術の必要もないし、膝痛で悩んでいる人には朗報だね。わしもグレート・ムタに教えてやろうかな。

あと、恐竜ファンのわしが驚いたのは、やはり「恐竜たちの地球」じゃな。とにかくこのページは開けてビックリ、覗いてドッキリ。三畳紀から白亜紀までの様々な恐竜たちを、驚くほどの高画質動画で紹介してある他、時代ごとの地球環境の変化などについても詳述してあるよ。至れり尽くせりの、まるで動く恐竜図鑑じゃ。これを見るだけでも、来た甲斐があるというもんだね。

それから見ておいてぜったい損はないのが、「プレミアム」の中の「日本再発見マップ」。キミも日本人ならやっぱり、自国の国土についての基礎知識をちゃんと身に付けておこうな。今までどれだけ自分が無知だったか、よく分かるってもんじゃ。
ここでは日本列島の地形や地質はもとより、列島を構成する島々の数(6,852島)や地震の巣窟など、もう恐ろしくなるほど知らないことばかり。都道府県別に面積・人口・気象などを比較したグラフなどは、思わず見入ってしまうほど興味深いよ。おまけにどれも面白い。いや〜、日本って奥が深いよな、ホント。

しかしこうして、各コンテンツをひとつ一つじっくり見ていると、一日はあっという間に終りそうじゃね。それほどこのミュージアムは、科学をいろんな角度から楽しく分かり易く伝えてくれる。いわば、メニューの多い豪華レストラン。雰囲気は、秘密の小部屋がたくさんあって、そのドアを自分で一つずつ開いて行くような感じかな。
まあ、わしもキミもノーベル賞は死んでも無理じゃが、こんな風に一人でこっそり科学を楽しむくらいは出来るってことさ。どうだい、少しは心臓がドキドキして来たかな? 

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