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web探訪 みゅーじあむ巡礼日記

ウェブ上にある様々なミュージアムのサイトを、ブラリ探訪します。

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Posted by 慕辺魅庵(ぼへみあん) on

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網走番外地の空に

Posted by 慕辺魅庵(ぼへみあん) on   0 comments   0 trackback

分け入っても 分け入っても 青い山──。
旅人の大先輩・種田山頭火の代表的な自由律俳句じゃが、クリック一つでウェブの山河に分け入り、そこにあるミュージアムを探訪するのがこのわし、慕辺魅庵(ぼへみあん)の生き方というわけ。ケチってもケチっても高い電気代──なんて句を詠みたくもなる昨今、日本の電力事情とわしの人生はこの先いったいどうなるのかね?
え、お前のような世捨て人が心配しても仕方がないだろうって? OK、じゃあそろそろ今回の訪問先にワープでもするかな。クリック!
http://www.kangoku.jp/index.html

で、やって来たのが北海道にあるミュージアムのウェブサイト、その名も『博物館 網走監獄』。え、なんで初回からここなのか? 実はわしが若いころお世話に…、いやいやそうじゃない。
やっぱり今の季節、なんとなく北国の方が涼しい感じがするし、そのむかし網走刑務所として使用されてきた建物を保存・公開する施設だというから、ちょっと覗いてみたくなったってわけ。つまり、怖いもの見たさという奴じゃ。それにだいいち古い赤レンガを背景にした、このウェブデザインがシブくて良いじゃないの。

施設の概要を説明するページは、タイトルが「監獄へ行こう!」。これはシャレてるね。誰もがついフラフラと監獄に行きたくなるもんな。よし、入館料やアクセス方法はこのページでゲットじゃ。
それからここでは、網走刑務所で収容者が食べる食事のメニューを再現し、「体験監獄食」として入場者に提供(有料)しているのが面白い。画像で見ると町の食堂のふつうの「焼き魚定食」という感じじゃが、味噌汁のところが本来は番茶だというから、やはり刑務所はそこまで甘くはないらしい。だけど、味噌汁がないとは辛いね。

このサイト、展示施設の案内もよく出来ている。テキストとフォトアルバムで施設内の各建物を紹介してあるんじゃが、配置された看守や囚人などの原寸大人形が実にいい演技をしており、当時の彼らの生活がよく伝わって来るね。しかし浴場で体を洗う男たちはどれも、背中にすごい彫り物をしているなあ。おお怖っ!
そうそう、石造りの丸いアーチが特徴的な正門は、高倉健の主演映画『幸福の黄色いハンカチ』にも登場したね。刑期を終えた健さんの島勇作がこの門を出るシーンは、わしもよく覚えておる。この後、勇作は町の食堂に行って、ビールとラーメンとカツ丼で、ひとり出所祝をやったんだったな…。

サイトの中でわしが特に興味を引かれたのは、「監獄秘話」というページじゃ。ここでは網走監獄の歴史や裏話が多くのページを割いて丁寧に紹介されているが、わしのような凡人にも分かり易く書いてあるところが良いね。開墾の歴史や囚人たちのエピソード、そこでの規則などが細かく描かれていて、ここを読むだけでも“監獄通”になれそうじゃ。もっとも、あんまり“通”ぶってると、人さまに怪しまれるかも知れないけど。
そういえば、以前観たアメリカ映画に『アルカトラズからの脱出』や『ショーシャンクの空に』といった、刑務所からの脱獄ものがあったが、ここでは監獄・網走に関する邦画のリストなどもあるから、映画ファンにはオススメじゃよ。特に健さんファンにはな。

まあ、極寒の地・網走での監獄暮しは、囚人たちにとっては過酷なものだったに違いないが、それはまたこの町の歴史を形作る重要な要素でもあったんだね。その建物がいまは集客施設になっているところに、時代の移り変わりという奴を感じるな。人間の別の一面を見る上で、ここはけっこう興味深い場所かも知れないよ。
今度の夏休みに北海道旅行を計画している人は、一度このサイトを覗いてみると良いかもな。

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